さくらのきおく



ぱっと咲いた笑顔のようだ
夜の匂いと浮き出る白が
四肢を忘れて心に残る

今打つ風にさらされようと
後の雨水によごされようと
孤独の想いに映される

ただ待つよいの深くに沈み
花さくときこそ春かとおもい
咲かせぬ ときを冬だとおもう

恵む季節を望めど願えど
ただ眺める記憶にほこるか

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4月22日 福島県湯の花温泉にて。
いや、雪降ってたんですけどね。




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