「パイプ飛行機」

Poem by 相田やかん




公園の一番奥にある

鉄パイプでできた飛行機は

昔は大空を飛んでいた



名前は「ファルコン」

最大搭乗員数は四人

僕は副操縦士だった



ときにはアメリカの上空を

一機果敢に戦った

そして何度か墜落したこともあった



そのときは決まって主操縦士は離脱

副操縦士の僕が操縦桿を握った

5.4.3.2.1



ぎりぎりになって僕はパラシュートで離脱

でも主操縦士は許してくれない

君の武勇は本土でたたえられる・・・と



ときにはアメリカの街へと

人々を連れていった

したには雲が広がっていた



真っ白で大地は見えなかった

いつも大地は見えなかった



それが当たり前だった

いつまでも当たり前のつもりだった



公園の一番奥にある

鉄パイプでできた飛行機は

昔は大空を飛んでいた



でも今は大地に張りつけられ

もう飛び立つことは出来ない



けど



今はちがう操縦士が

操縦桿を握っていた



ひょっとしたら



あの大空を飛んでいるのかもしれない










comment


「パイプ飛行機」


ちょっと前、友達と公園に行ったとき、パイプ飛行機が残っていたので

ビックリしました。塗装はもうはげていて、所々さび付いていました。


公園に行ったら、みんな駆け足でこの飛行機の操縦桿を取りました。

僕は足が遅くて、いつも取れませんでした。結構そんな役回り多かったし(笑)


今なら操縦桿の奪い合い、勝てる気がします(笑)

今度はアメリカ空軍に勝ちたいです(笑)




Poem & comment by 相田やかん




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