思い上がり



優しい言葉は自分の中で

甘い甘い味がする


それを人に与えても

苦い苦い味がする


口から出るのは醜い酔狂

気持ちほど素直じゃない


その気持ちとて奇麗なものか


それは君が決めればいい


俺は悪人でも善人でも

何でもいい


君が思う侭にすればいい


それでも何かしたかった

濁った心の奥底で


楽しい過去を思い出す

楽しい未来を想像する


けれども俺も恐くなる

優しい言葉は恐怖と共に

偽りの中に溶けていく


伝わったのは強度の毒物

自分をも殺す忌まわしさから


殴られてはじめて

許されよう





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