紫陽花小唄


重い雨に何度も打たれど
天を覗いた顔を下ろさず
灰色の中に立ちつくす

七色にうつろう幼き夢に
濡れたからだを遊ばせて
季節の音色に身をまかす

いつか陽射しがこの身を暴き
惨めにうつろうその時までに
小さく丸い花咲く夢を

信じて今日も天を臨み
あせる事無くここにはえる

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今はただ静かに眠れ。大海の夢を見ながら。




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