誰かのいない風景


誰かのいない風景に   静かに雨は降り続く
近くの町の喧騒に    賑やかな人が溶けていく

誰かのいない風景に   時折晴れ間が覗き出す
遠くの小さな公園に   小さき人が笑い出す

誰かのいない風景に   優しい風が吹き抜ける
遥かの想いと裏腹に   愛しい人が塞ぎこむ

誰かのいない風景に   今日も夜に染まりだす
何時かの私のいた場所が 一日分だけ埋まっていった



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