十六歳!



十六歳

僕はその歳の何たるかを知らない


毎日毎日

姿形を変えてまで

僕を脅す正体のない常識や

遥か彼方

僕の見えない前の方から

恐ろしい形相で迫る社会が


僕の足元にひかれた

イロトリドリの今日の上を

せっせせっせと走らせる


僕は強くないといけないんだって

このままだとダメ人間だって


そう言って彼らは僕を不安にさせる


ふらふらと街を歩く僕を見て

彼らはヒソヒソ噂をする

右手に担いだレスポールが

ケラケラケラと笑われる


そして髪も服も歩き方も

僕は全てを笑われる

彼らがいつも除け者にする


十六歳

僕はその歳の何たるかを知らないし

確かなモノなど何一つ持っていないけれど

ギターケースいっぱいの夢と

ほんの少しの僕だけのモノで


見落としている毎日を

シッカリと踏みつけて

今日の意味を見つけてやるんだ







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